言わずと知れた宮崎映画の傑作の「となりのトトロ」。テレビ等でも数回観た方も多いのではないでしょうか。この作品はいつ見ても何とも言えない懐かしい感じや、ファンタジーの世界、そして心温まる家族像、古き良き時代や人との繋がりを感じさせてくれるように感じています。子供から大人までが楽しめる作品ですね。
僕が特に注目したいのが、サツキとメイがトトロやネコバスに出会うシーン達です。トトロ達のいる世界は子供にしか見れない世界という「ファンタジー」として描かれていますよね。特にサツキがトトロからもらった種を庭に巻いて、夜トトロ達と一緒にその木を大きくして、トトロの乗り物「コマ」に乗って木の上まで上っていくというシーンに僕は注目しました。サツキとメイのお父さんが書斎で原稿を書いている姿も一緒に描かれていますが、実際子供達の姿は見えていませんね。そして、子供たちは朝目覚めて、夢だったんじゃないかと最初思い庭に行くと、しっかりと種から芽が生えています。この時、サツキとメイは夢じゃなかったんだと気付きます。
実際にあのトトロの姿に出会えるかは信念によりますが、あのようなファンタジーの世界を体験することはできます。トトロがテレビで何度も放映されるのは、それなりに人気があるからでしょうけど、何故人気があるのかという点にキーがあるように僕は感じます。それは、あのような世界をみんな知っているからではないでしょうか。子供にしか体験できないように描かれているのは象徴であり、子供の頃に持っていた純粋さや無邪気さを思い出すこと、つまりは大人になって作り出した個人的な決め事や判断、分析的な思考をストップすることがあの世界を体験するためのキーですね。もちろん体験したいという意志や興味が前提ですが。最後のシーンでお母さんにとうもろこしを届けるシーンもあり得る話。
ちなみに僕の妹の話で、昔勤めていた会社の旅行で小淵沢の方に行ったそうです。その景色がまさにトトロで出てくる風景に似ていたこともあり、友人とトトロの話や宮崎作品の話をしていました。そしたら、前方から見たことがある人が歩いてきたそうです。よく見て妹はすごく驚きました。その人は宮崎駿さんでした。
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