ワールドブルートミーのシャーマニズム・臨死体験、アカシックレコード、イルカとの触れ合いから気付いたメッセージブログ

ENJOY NOW

あるダンサーの話

      2012/01/25

16世紀頃の話。今のアラブ地方に住んでいたイザーヤは、母親を助けたいという思いで、苦渋の決断で家から離れてダンス小屋的な店でダンサー兼従業員として働くことに。
小さい頃から、彼女は母親からダンスを教えてもらって以来、好きな事として母親と一緒に楽しんでいました。

そのダンス小屋では奴隷のような扱いをされ、いじめを受けたり、家が貧しいという理由で不当な扱いを受けていました。ほとんど休みもありません。
唯一の救いは、母親とダンスの存在。母親のためであれば、何でもやってやろうという想い。そして、好きなダンスができるという思い。それが彼女を動かしていました。
そんな想いで、彼女は長年の働き続けました。

そんな中、母親が他界してしまいます。それを知った彼女は深い悲しみに陥り、彼女を突き動かしていた気力が失われてしまいます。
それが切欠で、長年の積もりに積もったストレスが彼女に襲い掛かります。

ある夜、彼女は死ぬ決意をして、ダンス小屋をうまくすり抜けて、何も持たず裸足のままとにかく遠くに逃げます。
どこにそんな力が残っているのかという程の力を使い、どこでもいいからという思いで走りに走ります。走っている間、今までの人生を振り返っていたようです。
母親の事や、ダンスの事など、様々な溜め込んでいた想いが浮上してきます。

どれくらい走り続けたかは分かりませんが、真夜中に絶壁の丘に辿り着きます。満月の灯で、ほのかに辺りの景色が見えています。
もう遠くに逃げたので、誰も探しに来ないだろうという思いもあったようです。
ここから思い切って飛び降りてしまおうという想いもありましたが、その前に大好きなダンスを月の灯の元で踊りたいという衝動が生まれます。
どうやら、今まで踊ってきたダンスの中に、月をテーマにしたダンスがあったようで、彼女のお気に入りだったようです。
今の景色は、彼女の中で思い描く、そのダンスの情景そのものでした。

彼女は無心に踊り続けました。自由に大胆に、華麗に踊り続けます。
どれ位踊り続けたかは分かりませんが、彼女はダンスそのものになっているような気持ちになってきました。ダンスとの一体感。周りと融合していくような感覚。
その瞬間、彼女は気付きました。母親への感謝の気持ち、ダンスへの感謝の気持ち。純粋にダンスを楽しむという気持ち。
それは、生命力を取り戻したような、体の動きを本質で理解して、ダンスそのものと一体になる。そんな気持ちでした。
ここで終わりにしたくない。ダンスをもっと踊り、生きていきたいという強い想いです。

それに気付いた彼女は、再び飛び出してしまったダンス小屋へ戻ります。逃げ出した責任を取られ、罰を受けるという体験もあったようですが、再びダンサーとして働き続けます。
しかし、もう彼女にはストレスを味わうということはありませんでした。ダンスそのものになり、心からダンスをエンジョイすることができています。ダンスにキレが入り、今までの動きとはまるで違い、ダンスを心から愛している感じです。
その気持ちが、ダンスを観に来たお客さんにも伝わり、その店のトップの踊り子になります。今まで彼女を見下していた人々も、彼女を認め始め、彼女もいろんなチャンスをくれた周りの全ての存在を認めることができました。

その後、彼女は自分でダンスチームを作ってダンスに専念したり、晩年はティーチャーとして活躍をし続けました。

・・・・・・・・・・・・
この出来事と彼女の反応から気付かされる事は、どんな状況であってもその環境や人々を裁いたり、自分を責めたりせず、ただ今行っている事を純粋に集中することで、その中にある自分の本質を知ることができるということです。
どんな環境であれ、必ずそこには自分のビジョンのエッセンスが入っているものです。彼女は当初は自分の境遇を哀れんだりしていましたが、本質にある「ダンスが好きだ」という気持ちに気付き、集中したことでそれを思い出したのでしょう。
走り続けるという体を動かしながら、過去の体験をリリースしつつ、ダンスをただ踊り続けるという体験をしたことでも心にあった葛藤をリリースしたのかもしれませんね。
いずれにせよ、ダンスと一体になりダンスそのものになる体験というのが、彼女を自由にし、周りの環境を誰かに作ってもらうのではなくて、自らの意図・ビジョンで展開させていくという点もポイントだと感じます。

この話の彼女のように、今何か迷っていたり自分自身を哀れんでしまったり、責めてしまったりしてしまう時こそ、ずっと心の中でやりたかったことや、好きで続けていることをただ集中してやり続けることで、自分のビジョンを明確にすることに繋がるように感じます。

The following two tabs change content below.
大学時代に英語教育を学ぶ中で心理学の世界に出会い、社会心理学やカウンセリングについて学ぶ。 英語学校での勤務時代にふとした切欠でスピリチュアリティの探求が始まり、大野百合子さんとの出会いを切欠にゲリーボーネル氏と出会う。 2001年に有限会社ワールドブルーを設立し独立。様々な実践や数十回に渡るシャーマニックリチュアルを経て、この世界のシステムに気付き、2003年からアカシックレコードリーディングやイルカ達と触れ合うワークをスタート。 2007年にはゲリーボーネル氏が創立したノウイングスクールの第一期がスタートし、そこでアシスタントを2年務める。その間、クリスリアグノ氏のワークショップ、ノウイングスクール基礎講座、 アカシックレコード専課等のワークサポート等を行う。2008年からはそこでの体験を活かし、各種イブニングワークショップ、マントラ・曼荼羅や明晰夢のワークショップ、 そしてゲリーボーネル氏との共同開発プログラムであるリモートビューイングワークショップがスタート。その他、アカシックレコード、体外離脱、明晰夢など各種ワークショップを定期的に開催。 オリジナルのサウンドや曼荼羅制作も行う。

 - 意識・心・気付き , ,

Comment

  1. happyかこ より:

    今年初の新月も終わり、また新しいエネルギーを感じます。

    今回のお話。何故か涙が溢れだしました。

  2. とみ より:

    かこさん、
    コメントありがとうございます。
    流れに乗って楽しんでいきましょうね。

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

シンプルさのキーはオリジナリティ

私たち一人一人はそれぞれがユニークで、オリジナルの発想力を持っています。個性・独自性ですね。   しかし、社会的、集合的には、「出る杭は打たれる」的な概念があって、個性や独自性を出さずに、み …

no image
今にするか後にするか

受け入れられない事を受け入れる事が、次のステップへと進むキーになっているように感じています。 でも、次のステップに進む前の出来事は今までの自分にとって解決できないんじゃないかと思うような「プラスアルフ …

no image
体外離脱先でこんにちは♪

アムステルダムから帰ってきてからほぼ毎日と言っていいほど体外離脱体験をするようになりました。数年前からたまに無意識で体外離脱を体験していましたが、最近は回数が多く新しい気付きもあり楽しいです。・・・と …

no image
人間の想像力

本日は大きな雑貨関連の展示会があり、スタッフ全員で参加してきました。たくさんの人が全国だけでなく、全世界から集まってきており、たくさんのアイデアや技術を見ることができ、とても刺激になる一日でした。この …

本当に知る覚悟が人生を動かす

遅ればせながらあけましておめでとうございます。本年もブログ「ENJOY NOW」をよろしくお願いいたします。 人はなかなか変わらない・・・と言うか、本当の元の自然な姿に戻ろうとしないという言い方が適切 …

歴史の中の自分

13000年の周期で時間をさかのぼっていくと、アトランティスという時代やレムリアと呼ばれる時代等長きに渡って文明を作っていた時代があったりします。 文献として残っているのは紀元前数千年位からのもので、 …

no image
マインドが決める道

人生をどのように捉えるかは人それぞれであって自由です。私たちは生まれたときから、自由を持っています。 傷付く体験、うれしい体験、幸せな体験、辛い体験・・・どんな体験も結局は自分が「そのようになりたい」 …

no image
レディーガガ的な生き方

話題になっている世界的アーティストのレディーガガ。レディーガガが出たトーク番組を観ましたが、彼女は一貫性を持って生きていると感じました。 幼少期には父親や家族との葛藤があったが、自分のオリジナリティを …

奇跡であって奇跡じゃない

奇跡、この言葉は予想を超えて起こった素晴らしい出来事、神様が起こした超自然な出来事、あり得ないことが起こった時などに使われますよね。「これは奇跡的なことだ」というように。科学や一般常識では考えられない …

現実を変えるキー

どんな状況であっても、今見ている現実は、私たちが意図した結果です。 私たちは生きるための癖を過去の体験から身に着けてきました。どんな結果であれ「生きてこれた」という実感や証拠から、固定された思考パター …

PREV
Answer
NEXT
正夢