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意識・心・気付き

親切を受け取った瞬間、お返しを考えてしまう心

秋の窓辺の木製テーブルに置かれた布リボンの小さな贈り物と湯のみ

小さな贈り物を受け取った瞬間に、「何を返せば釣り合うだろう」と考えることがあります。包みを開く前から、品物の値段や次に会う予定を思い浮かべる。うれしい気持ちがないわけではありません。ただ、受け取る時間より先に、返すための計算が始まっているんですね。

親切に応えたいと思うのは自然です。人との関係には、助けたり助けられたりする行き来があります。ただ、その場で同じ大きさのものを返さなければならないと決めると、相手の気持ちまで「借り」に見えてしまいます。

感謝と負担感は、同時に生まれる

誰かが時間を割いて話を聞いてくれたときも似ています。「ありがとう」と思いながら、「次は自分が同じだけ話を聞かなければ」と身構える。感謝と負担感は、きれいに分かれて現れるとは限りません。だから、負担を感じた自分を責める必要もないのでしょう。

まず確かめたいのは、相手が実際に何かを求めたのか、それとも自分の中で返礼の期限を作ったのか、という違いです。相手の期待を確かめないまま考え続けると、親切だった場面が、まだ起きていない約束でいっぱいになります。

もちろん、贈り物に見返りの期待が伴う関係もあります。断りにくさを感じるなら、無理に受け取らなくてもいい。相手の意図を尋ねたり、受け取れる範囲を伝えたりすることも、関係を大切にする方法です。

見返りを求められていないなら、今は「うれしい。ありがとう」と伝えるだけで十分な場面もあります。後日、相手に何かをしたくなったら、そのときの自分の気持ちから選べばいい。返礼の形を急いで決めない余白があると、贈ってくれた人の気持ちにも、少し長く目を向けられます。

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