上手い下手の先にある個性の響き

何かを表現するときに、「上手いか下手か」で、私たちは社会の中で培った体験を通して、この２択を指針にして比較をしてしまうことがあります。

 

例えば、よく個人セッションやワークショップなどで、絵は描かないんですか？と質問すると、よく帰ってくる返答が「私は絵が下手だから」というものです。絵が下手だとは一体誰が決めるのでしょうか？

学校の先生、親の評価、学校の図工の評価、他の友人の作品との比較など、全ては外側からの影響で、下手とか上手という評価を自ら下してしまいます。そして、自分には絵の才能が無いからと決めて、描くのを辞めてしまいます。

 

本質的な表現は、上手い下手の先にあります。それは、他者の評価や勝手な判断は軸にせずに、自分の正直な気持ちで「やってみたい」とか「楽しい」とか「ワクワクする」という気持ちに従って、シンプルにただやるという事です。

 

表現は「私」が存在している証。表現には正しいも間違っているも無いし、上手いも下手も関係ありません。また、その道のプロになる必要性もありません（結果的になれるかもしれませんが）。日々の生活の中で、上手いとか下手という枠組みを外して、ただやってみることが本当の自分の個性を輝かせる秘訣です。

 

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