朝目覚めて終わる夢の世界。終わったように思えますが、例え忘れていたとしても、実は今この瞬間にもその夢の世界は続いています。
その夢の世界は、様々なカタチで私たちの周りに実在しています。五感で感じている事、あまたで考えている事、直感としてもたらされる感覚、なんかこんな感じというような感覚などなど、小さい頃から見てきた夢の世界は今も在りますし、これから未来で見る夢も今ここに在ります。
なぜ夢があるのか。それは、心理学的、哲学的、生理学的、神秘学的など様々な立場によって見解がありますが、いずれも今の自分をフルに体験すると共に、この世界に生きるために、そして生かされているために存在しているように僕は感じています。
夢を日常に意識的に活用することで、私達が元々持っているポテンシャルに気付き限定的に見ていたことが無くなってくるという意味で様々な可能性が広がると同時に、「あの時こうしていればよかった」「こうなったらどうなっていただろう」というような後悔を伴うような可能性は無くなります。つまり、今ここで生きている事がより明晰に、鮮明に、なってきます。
僕が定期的に行っている明晰夢のワークショップはこの点にフォーカスをします。明晰夢(Lucid Dreaming)とは夢の中で「なるほど、これは夢だ」と気付く体験で、インスピレーションに満ちた日常を生きるためや、夢の世界も現実の世界も意識的に生き、葛藤を手放して自分自身を知るためにも役立ちます。そして、誰しも「興味があれば」できます。次回は4月24日(土)に行います。