夢の中で味わった「嫌な」感情を豊かにリリースする方法

嫌な感情や怖い感情などを味わうような悪夢。悪夢の中には実はハッピーでワンダフルな人生を創造するヒントが詰まっています。悪夢は実際は悪い夢ではありません。

ドリームヨガの３種類の夢

ドリームヨガという夢の中で自分に目覚めるヨガがあり、その中で夢は３種類あると定義されています。

 

この中で悪夢に当たるのは、主に１の個人的な夢になります。

 

シャーマニズムの視点から捉える夢の正体

シャーマニズムの視点から捉えると、そもそも夢とは本質の意識が多次元的領域まで拡大している状態を、体側の意識・知性で解釈している記憶です。つまり、本質のエネルギーが体を刺激し、体がその刺激を知性の範囲で解釈をしているという状態です。体に葛藤や抑圧した感情、トラウマ的記憶、ブロックなどがあると、それを元に本質のエネルギーを解釈しているのが、１の夢です。

ちなみに、２のメッセージ性の夢は、体の葛藤や抑圧はまだあるにしても、意識は拡大していて創造の源・本質のエッセンスとより繋がった状態の夢で、３の光明の夢は、さらに意識は拡大していて、エゴが通用しなくなる領域まで意識が拡大している状態です。３の夢は、もはやストーリーのある夢ではなくて、意識は明晰であり全てが「私」になっている状態。シャーマニズムで捉えると、創造の源の一歩手前の領域まで体が許可している状態です。体の葛藤やブロックがリリースされればされるほど、３の状態へとなっていきます。

夢を見る必要がなくなってくるとも言えるし、今の現実が実は夢だったという事にも気付いてきます。

 

「嫌な」夢を豊かにリリースする方法

１の個人的な夢を見た時に、味わってしまう悲しみや怒り、怖さなどいわゆる「嫌な」感情を味わった時、それは体の抑圧や葛藤が反応しているだけで、実際にその源は私たちの本質そのもののエネルギーです。それは嫌なものでは決してなく、ワクワクと豊かなエネルギー。この世界を見せているエネルギーであり、個性・オリジナリティ・創造力・インスピレーションがぎゅっと詰まっているエネルギーです。ただ、体が過去の記憶を分析して、嫌な気持ちにしているだけです。

そんな時は、夢のストーリーは体が勝手に作っているものなので、気にせずに、ただその時に味わった感情・フィーリングを味わいながら、何か創造力を使える活動をします。

気楽にできるのは、塗り絵です。その時のフィーリングを味わいつつ、適当に線や枠を紙に書くか、市販の塗り絵を用意して、自由に直感を使って色を塗ります。うまく塗る必要はありませんので、なるべくダイナミックに。紙粘土でそのエネルギーを味わいながら、思うままに形を作るのもいいですね。

そうすることで、嫌な感情を、豊かなエネルギーへと簡単に変換することができ、日常が豊かになってきます。

 

この世界は感情で動いています。それは夢を含めて。あるポイントで私たちのこの世界はあなたの夢の一部であることに気付きます。バーチャルリアリティから抜け出す体験であり、記憶喪失から突然記憶が戻るような、そんな体験が待っています。夢を個人的に受け取らずに、全体の豊かなエネルギーとして捉えることで私たちは文字通り「目覚めて」いきます。

 

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