
意識の旅が始まる。
認識している世界が歪み始め、世界が徐々に消えていく。
僕がいる部屋しか無いような感覚で、全てが解けていく。
ネットワークにあるデータがその中心である核に戻っていくような感覚。
様々な概念の景色を認識した瞬間、その景色そのものを吸収しながら、
景色を生み出したプログラム本体に近づいていく。
蜘蛛の巣のような構造の空間を、通過していく。
周りの空間は曼荼羅や万華鏡のような様々な模様や色とりどりの幾何学の世界になってくる。
その幾何学的なものは、様々な概念の結晶であることに気付く。
プログラムの世界のようでもある。
その層を通過すると、遂にコアに到着する。
そのコアにはあらゆるデータを生み出す全てが存在している。
同時に、まだ何も生まれていないので、無でもある。
有と無が同時に存在している。
しばらくそのコアの中に包み込まれていると、
突然の衝動に突き動かされる。
その衝動は、言葉で表せば、実験だ。
様々な可能性を体験する壮大な実験だ。
僕は中心からバラバラにされ、解き放たれ、無限のチューブの中に落ちていく。
そのチューブはネットワークで繋がっていて、コアから見れば、蜘蛛の巣のようで、たくさんの交点がある。
その交点には、様々な体験が実行されている。
この世界はコアの指令による多次元的に拡大している壮大な実験場である事に気付いた体験だった。
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この記事の余韻を、次の一冊へ。
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